トリッティコ・ランダー、キリアン、ベジャール | バレエ
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20世紀の異なる時代からの3つの傑作が、ダンスという芸術と、その日々の努力をバレエの感情に昇華させるダンサーたちへのオマージュとして上演されます。彼らは偉大な巨匠たちの創造性とスタイルの独自性に触れ、それを再び舞台に甦らせます。その象徴が、20年以上ぶりにスカラ座に戻るハラルド・ランダーの《Études》です。厳しい訓練を経て、芸術と技術が完全に融合するまでのダンサーの道のりを洗練された形で描いています。キリアンによる振付の宝石《Petite Mort》では、モーツァルトの名曲2曲にのせてその美しさが際立ち、そして三部作の中心として、ベジャールによるラヴェル《ボレロ》の力強い官能と圧倒的な緊張感の中、エトワールのロベルト・ボッレが伝説の丸テーブルに登場します。
プログラムとキャスト
Études(エチュード):スカラ座制作、公演;振付:ハラルド・ランダー;音楽:カール・ツェルニー;編曲:クヌーゼ・リーサガー
Petite Mort(プティ・モール):スカラ座制作;振付・舞台美術:イリ・キリアン;音楽:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト;衣装:ヨーク・フィッサー;照明:イリ・キリアン(実現:ヨープ・カブールト);照明・舞台監督:ヨースト・ビーヘラール;ピアノ:吉川貴洋
Boléro(ボレロ):スカラ座制作;振付:モーリス・ベジャール;音楽:モーリス・ラヴェル;エトワール:ロベルト・ボッレ(9月22日、24日、28日、30日)
指揮者:サイモン・ヒューイット
エトワール(9月22、24、28、30日):ロベルト・ボッレ
スカラ座
ラ·スカラはイタリア、ミラノにある歌劇場でイタリアオペラ界の最高峰とされています。スカラ座合唱団、スカラ座バレエとスカラ座管弦楽団の本拠地 です。初代の歴史的建築物のテアトロ・ドゥカレが焼失し、新劇場として完成されたのが現在の建物です。
劇場は1778年8月3日に落成し、アントニオ·サリエリの「見出されたエウロパ」でこけら落としを行いました。
これまでの200年間でイタリアの偉大な芸術家や世界中の人気オペラ歌手の数多くがこのスカラ座の舞台に登場しています。今日では世界屈指のオペラ·バレエ劇場の一つとして認識されています。また、スカラ座アカデミーはこの劇場の直属の学校で、音楽やバレエ、舞台マネージメントなどのプロを養成しています。
スカラ座のシーズンは伝統的に12月7日の聖アンブロジウスの日から始まります。この日の上演はすぐ近くのカレリア内に設置された巨大モニターを通じて生中継されます。
また建物内部にあるスカラ座博物館では昔の楽器屋衣装、ポスター、肖像などスカラ座のコレクションが展示されています。